特産「もろこし」について
2024.06.02
特産のもろこし(スイートコーン)について
当直売所のある山梨県甲府市中道地区はもろこし(スイートコーン)の産地です。
スイートコーンとはもろこしの中でも甘味が強い品種の総称です。
粒皮が薄くプリプリとした食感で、鮮やかなイエローカラー、バニラアイスのようなホワイトカラー、どっちも入ったバイカラーなどがあります。
5月上旬頃から出荷され、一番早い「ゴールドラッシュ」から始まり、当地域でしか作られていない特産の「きみひめ」、生でも美味しい「ドルチェドリーム」、人気上昇中の「おひさまコーン」など、最大で15種くらいのもろこしが出荷されます。
また、もろこしシーズンの少し前には、若採りしたもろこしの赤ちゃん「ベビーコーン」も並びます。
▼2023年『ベビーコーン』『もろこし』販売予定
●ゴールドラッシュ
もろこしの中で一番早く出荷される品種。穂の先までびっしり実が付き粒が大きい。
果汁の甘味がジュワっと口に広がる。新鮮であれば生でも美味しい。
・ハウス栽培物=5月上旬~販売(1本=330円位)
・露地栽培物=5月下旬~7月上旬まで販売(1本=150~280円)
●きみひめ
山梨県甲府市の中道地区でしか作られていない品種。
全国的にもほとんど出回っていないので入手困難な希少品種となっている。
糖度が高く、もぎたては生のままでも甘い。粒皮が薄いので茹で時間は短め。
・ハウス栽培物=なし
・露地栽培物=5月末~7月上旬まで販売(1本=150~280円)
●他スイートコーン出荷品種
黄色=きみひめ、ゴールドラッシュ、ピクニックコーン、おひさまコーン、おおものコーン、サニーショコラ、わくわくコーン、ミルキースイーツ、あまいんです、ほしつぶコーン
白黄色(バイカラー)=ミルフィーユ、ドルチェドリーム、しあわせコーン、どきどきコーン
白色=ピュアホワイト、バニラッシュ
赤色=大和ルージュ
●ベビーコーン
その名の通り「もろこしの赤ちゃん」
立派なもろこしを育成する上で、実になる前に間引いた若いもろこしのこと。
一般的にはミニコーンやヤングコーンと呼ばれるが、当地域ではベビーコーン呼びが主流。
小さな身を丸ごと茹でてマヨネーズをつけて食べると美味しい。
・ハウス栽培物=4月中旬~販売
・露地栽培物=5月下旬~6月中旬まで販売(20本入り=200円)
※出荷の終わり時期は目安です。出始めと終わりの時期は出荷数が少ないです。
※育てる品種や栽培する地域、時期によって、「ハウス栽培」「トンネル栽培」「露地栽培」があります。
ハウス栽培物が一番始めに出荷されるので価格も少し高いです。
※電話やネットでの予約・注文・発送は受け付けておりません(5月31日現時点)
▶保存方法
スイートコーンは鮮度落ちがとても速い!! なので生のままの保存は避けてください。
茹でるか蒸すかした状態でラップに包んで冷凍してください。
▶調理方法
●手早く美味しく【茹でる】
=たっぷりの沸騰したお湯に、皮をむいたもろこしを入れ4分茹でる(お好みで塩をひとつまみ)
●じっくり美味しく【蒸す】
=水を張った鍋に蒸し目皿を置き、皮をむいたもろこしを並べ約1時間蒸す(いい匂いがしてきたら蒸しあがり)
●数本ならコレ【電子レンジ】
=皮をむいたもろこしに軽く水をつけ、ラップにくるんで1本につき3分間加熱する
▶皮の剥き方
【もろこしの剥き方】動画→ https://twitter.com/funocho/status/1670312757613428736
【もろこし早むき対決】動画→ https://twitter.com/funocho/status/1668904006419357696
【もろこし当てに挑戦】動画→https://youtu.be/GD9mm090Fuc?si=Nx_GjNy72wQgOGnd
カラッカラに乾燥したもろこしの種。
雑菌に弱く手で触れただけでも発芽に影響するほどデリケートなんです。
※ピンク色は細菌剤の色
甲府市でも高冷地にあたる中道地区は冬の寒さが厳しい。
季節や温度の変化に合わせて、二重トンネルや一重トンネルで寒さから守ります。
暖かくなってきたらトンネルの開閉を調節して温度管理。
朝晩の温度差が大きいので日々大変な作業です。
雄の穂が咲き、下で育成中の雌穂の絹糸(もろこしのヒゲ)に落ちた花粉がつきます。
一番上の雌穂だけを残し、残りの雌穂は取り除きます(←これがベビーコーンです)
昼夜の寒暖差が大きい特有の気候、長い日照時間、笛吹川が育んだ肥沃な土によって、最高に美味しいスイートコーンが作られています。